2026/03/24 00:14


ランドセルフォトフレームの販売を開始して、4年。

これまで本当に多くのお客様からご依頼をいただいてきました。
心より感謝申し上げます。

当工房はもともと、オリジナルの革製品を中心に製作しており、ランドセルリメイクに関しては全くの未経験でした。

そんな中、知人からランドセルリメイクのご依頼をいただいたことが、この取り組みの始まりです。

まずは他社様の商品を調べるところからのスタートでした。

一般的には、財布・パスケース・キーホルダー・ペンケースなどの小物や、ミニチュアランドセルが主流でした。

もちろん、それらを参考にすることもできましたが、
「他にはない革製品」を掲げる当工房としては、同じ方向に進むことに違和感がありました。

そして、個人的に引っかかった点がありました。

・形を変えて使うものは、いつか劣化して使えなくなる
・ミニチュアランドセルは、飾る場所を選ぶ

では、どうすればいいのか。

考えた結果、たどり着いたのがこの形です。

・劣化して使えなくなる“消耗品”ではないこと
・家の中で自然に飾れること
・ランドセルそのものの記憶が伝わること

これらを満たすものとして生まれたのが、
ランドセルのデザインをそのまま受け継いだフォトフレームでした。

そこから試行錯誤を重ね、素材・金具・芯材に至るまで、可能な限り元のランドセルの要素を活かす形に仕上げています。

ありがたいことに、年々ご依頼数も増えてきました。

一つひとつのご依頼に向き合う中で強く感じるのは、
「思い出を残したい」という気持ちの深さです。

お子様への愛情や、6年間の時間の重みが、毎回しっかりと伝わってきます。

だからこそ、既製品を作る以上に強い責任を感じながら製作しています。
ランドセルリメイクは、やり直しがきかない部分も多いからです。

ご依頼のタイミングも様々です。

卒業後すぐの方もいれば、
数年経ってから「やっぱり残したい」と決断される方もいらっしゃいます。
中には、成人されたお子様のランドセルをお預かりすることもあります。

リメイクを考えるタイミングは、本当に人それぞれです。

ちなみに我が家では、
「ランドセルはそのまま置いておいてほしい」と言われています。

それもまた、一つの正解だと思っています。


当工房では「大切な思い出」という言葉をよく使います。

ただ、6年間がすべて楽しく幸せだった、という方は少ないと思います。

嬉しいこともあれば、
悔しいことや悲しいこともあったはずです。

それでも振り返ったとき、
そのすべてを含めて「大切だった」と思える。

そんな6年間のかたちを、これからの暮らしの中で自然に飾れるものとして残せたら。

作り手として、これ以上嬉しいことはありません。

リメイクを検討するタイミングは、人それぞれです。

もしそのタイミングが訪れたときに、
当工房のフォトフレームを思い出していただけたなら嬉しく思います。

ご相談だけでも構いません。

大切な6年間を、これから先もそっと飾り続けられる形に。
そのお手伝いができれば幸いです

Dajey
代表:掛 大二郎