2023/04/01 10:42

4月に入りました。
さくらが満開の今日このごろですね。

そんな、4月と言えば、新生活が始まる方々が多いんじゃないでしょうか。

劇的な環境の変化がなくとも、
気持ちを新たに心機一転させてくれるようなそんな特別な季節ですね。

そこで、さらに気持ちをフレッシュにする為に、
ハンドメイドレザーブランドDajeyとしては、
革製品のお手入れなんかも気分を上げてくれる方法の一つとしてオススメしております。

ということで、
今回は、革のお手入れに関して書かせて頂きます。
(革とあまり関係のないトピックの記事が続いておりましたので、そういった部分でも気持ち新たに帯を締め直させて頂きます。)

革製品のお手入れってどうしたら良いのかよく分からない。そんな方が多いかと思います。
それはそうですよね。そのような事を人に教わる機会なんて普通に暮らしていたら無いですもんね。

と言っても、革のお手入れは非常に簡単です。
よく目にする例は、しっかりほこりをブラシで取って、クリーナーで古いワックスや汚れを落としてから、革クリームを薄く円を描くように塗りこんでいく。
といった内容かと思います。

勿論、その方法が一番良いと考えますが、
私が考えるのは、普段革を専門としない方々が「クリーナーで汚れを落とす」という事をするのは少し懸念点があると思っています。
加減によっては、革そのものの皮膜をダメにしてしまう可能性があるからです。

革のお手入れの重要なポイントは、 
要するに、乾燥を防ぐ為に潤いを与えるって事なんですね。
人間の肌だって、乾燥する季節や、ダンボール等を頻繁に触っていたら、手がカサカサになったりした経験ある方も、少なくないんじゃないでしょうか?

革も同じなんですよね。
乾燥しないように潤いを適度に与えることが重要なんですね。

じゃあ、どうすれば良いのか?
誰でも出来る簡単な方法を紹介いたします。

①柔らかめの布(古いTシャツや布マスク等でOK)で全体を空磨きする。
②乳化性靴クリーム(無色)を柔らかめの布に少しつけて、円を描くよに塗り込む。
③乳化性クリームがついてない面の柔らかめの布で全体を磨く。

です。
簡単ですよね。

(勿論、明らかな汚れが付いていたり、爬虫類素材やエナメル素材等の特殊素材の場合は、また違った方法が必要となります。
基本的にはDajeyの製品に関しては全て上記の方法で問題ございません。)

なんだか難しそうだから、お手入れせずに放置して革が乾燥して割れてしまったりする事ありますよね。私自身も過去に経験ありました。

何だったら、やらないよりかは、難しい事を考えずに、"クリームを塗るだけ"で充分だと思っています。
もっと言えば、同業者様に否定されるかもですが、それっぽい布がなければティッシュ類でも良いです。"やらない善よりやる偽善"じゃないですけど、
"まずはあるものでやってみる"事が革のお手入れには大切な部分だと考えています。

また、
なぜ、乳化性クリームをオススメするかと言うと、革に浸透しやすい且つ、革の質感や色を損ない難いデリケートなクリームだからでございます。
多くの種類の革に使い回せるので、これ1個あれば重宝いたします。
無色があれば充分ですが、無数に色付きクリームもありますので慣れてくるとお好みの色をトライしてみるのも楽しいかと思います。

また、
塗る事で劇的に色が変わってしまうようなデリケートな革以外には、薄く伸ばすような意識で使用頂けましたら、ミンクオイルでも問題ございません。

いかがでしょうか?
簡単ですね。
頻度に関しては、革の状態によるので一概に言えませんが、3〜6ヶ月に1度がベスト、出来れば1年に1回くらいの意識で良いかと思います。

まとめますと、
全くやらないよりかは、深く考えずにやった方が革の為には良い。という事ですね。
やっていく中で、気付いていく事があれば、
それもまた楽しみに変わっていきますしね。

何よりも、お手入れする事で愛着がグッと深まるし、また明日から使う事が楽しみになるし、
気持ち新たな心持ちを得る事が出来るので、
精神面においても、とてもポジティブな要素があるんですよね。

新たなチャレンジをしたり、再スタートを切ったり。4月からの様々な新スタートと共に、
革のお手入れオススメでございます。

という事で、
私は今から、自分の財布を磨きます!
それでは、皆様の新たな日常が素晴らしいスタートとなりますように。

また、来月。